【辰鼓楼】渋谷朋矢が日本最古ではないと発見できた驚きのワケは!?

『辰鼓楼』は兵庫県にある日本最古であると考えられてきた時計台です。

明治の時代から時を刻み続けている非常に歴史のある時計なのですが、ある時、
蕎麦店店主渋谷朋矢(しぶや ともや)さんは、「辰鼓楼は実は日本最古の時計台ではない」
と発見してしまいます。

今回の記事では、辰鼓楼の歴史などを踏まえて、蕎麦店店主・渋谷朋矢さんが
「辰鼓楼は日本で2番目である」
ことを突き止めることができた理由や経緯をお伝えしていきます。

辰鼓楼とは?

まずは、辰鼓楼とは何かについてお伝えします。

辰鼓楼があるのは「兵庫県豊岡市出石町」。出石城旧三の丸大手門脇の櫓台にある
大きな時計台です。

読み方は「しんころう」。木造造りで高さは約13mあります。
高さがイメージしにくいかもしれませんが、13mというとちょうど京都の「金閣寺」と
ほぼ同じ高さに相当
します。

辰鼓楼の歴史

続いて、辰鼓楼の歴史についてお伝えします。

1871年(明治4年)6月1日、太鼓で時を知らせる目的で建立されました。

辰鼓楼の「辰」の字は『辰の刻』「鼓」は『太鼓』「楼」は「建物」という
意味合いがあります。
つまり、7~9時の城主登城を太鼓を鳴らすことで知らせることからそう名付けられて
いるのです。


当時、城下町の蘭方医・池口忠恕が大病を患った際に多くの人々が病気快癒の願掛けをしたと
言われています。
池口忠恕が回復した御礼にということでオランダ製の機械式大時計を取り寄せ、町へ寄贈した
ということから1881年(明治14年)9月8日に時計台という形に生まれ変わった
のです。

2021年現在、建立150周年という節目を迎えました。

渋谷朋矢が日本最古ではないと発見できた経緯と理由

日誌

出石町在住で出石皿そば専門店「さらそば甚兵衛」を営む店主の渋谷朋矢さん
もともと歴史好きな方でした。

2020年観光客が減少したことで、どうにか客足を取り戻さなければと考えた末に
思いついたのが、ちょうど150年の節目を迎えた「辰鼓楼」でした。

豊岡市を盛り上げるには町のシンボルともいえる時計台の正確な稼働日がわかれば
話題になって良いのではないかと考えます。

時計台といえば、札幌の時計台が有名です。
実は、札幌の時計台が稼働したのも同じ1881年でした。

渋谷朋矢さんは、このときの気持について「ラジオ関西トピックス」という番組で
こう語っています。

「僕には同じ年に稼働している北海道の札幌時計台より『出石の辰鼓楼の方が早い。札幌に勝ちたい』というよこしまな気持ちがあったわけですよ。

ラジオ関西トピックスより

蕎麦店の休業していたこともあり、ちょうど時間があった渋谷朋矢さんは早速調査を開始。

出石町の歴史を調べようと図書館に行ったが、新聞などには有力な情報はなし。
池口忠恕の子孫をあたってもやはり有力な情報は得られませんでした。

次にあたったのはもともと時計台の隣りにあったという「弘道小学校」でした。
校長室に保管されていた日誌を調べてみると、ついに手がかりが見つかります。

その日誌には、こう書かれていました。

九月八日
辰鼓楼、修繕落成ニ付、本日十二時ヨリ報鼓ス

この情報から、時計台が1881年9月8日から稼働したことがついに発覚しました。

ようやく真実を突き止めることができたものの、渋谷朋矢さんの心中は複雑だったそう。

「事実が判明してからも1か月くらい、誰にも言えなかった。いろいろな人に協力してもらったのに、会わせる顔がない。猫にしか言えない時期がありました……。意を決し、観光協会の理事会で報告したらみんなシーンとした(笑)」

ラジオ関西トピックスより

日本最古であることを証明しようとして、日本で2番目だとわかったときの悲しさは
想像を絶するかもしれませんね。

渋谷朋矢が辰鼓楼は日本で2番目と発見した理由

渋谷朋矢さんが辰鼓楼が日本で2番目と発見した理由について改めてまとめてみると、
このような感じになります。


◯2020年に出石町野観光客が激減した

◯渋谷朋矢さんがもともと歴史好きだった



この2つの理由が辰鼓楼の歴史的大発見につながったということですね。

辰鼓楼の場所とアクセス

最後に、辰鼓楼の住所と地図を記載しましたので参考にしてみて下さい。

場所 辰鼓楼(しんころう)
住所〒668-0214 
兵庫県豊岡市出石町内町

まとめ

今回の記事では、蕎麦店店主・渋谷朋矢さんが辰鼓楼が日本最古ではないと突き止めた理由
や経緯についてご紹介しました。
出石町民にとっても、日本にとっても今までの歴史を覆す大発見をした渋谷朋矢さん。

日本で2番目であっても辰鼓楼には長い歴史があり、町のみんなに親しまれている時計台である
ことには変わりありません。

そんな伝統的な辰鼓楼に一度訪れてみてはいかがですか?

それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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