夏季企画展 「〜静寂の囁き〜西澤伊智朗 陶展」開催のお知らせ

〜静寂の囁き〜 西澤伊智朗 陶展

 

会  期/2017年7月15日(土)〜10月9日(月)

開館時間/10:00〜17:00 最終入館16:30

観覧料金/500円 小中学生以下無料(20名様以上の団体 400円)

会  場/長浜アートセンター 2階 アートギャラリー

主  催/黒壁30號館 長浜アートセンター

 

 陶芸作家西澤伊智朗は1959年長野市に生まれました。教員として障害をもつ子どもたちを支援する一方で、縄文土器を連想させる朴訥な土肌を持った作品を作り続けています。このたびの個展では「静寂の囁き(シジマノササヤキ)」と題し、里山で出会う身近な生き物から触発された原初的なフォルムの作品を展示いたします。

 自然と人びとの暮らしが溶け合う里山の、夕暮れ時にふと遭遇する小さな生き物たちの力強く健気な営みに作品制作のインスピレーションを受けると西澤氏は語ります。

 既に収穫を終えた晩夏の菜園に眼差しを向けると、緩やかな時の流れに支配され朽ちていく植物やそこに暮らす小さな生き物たちの暮らしが見えてきます。普段は気にも留めないほんの小さな世界で繰り広げられる壮大な生命のドラマを伝える手法として、本来の姿の何百倍もの大きさで作り上げる技法を確立されました。等身大のまま小さな世界に誘い込まれた私たちは、西澤氏の作陶する巨大な作品の存在感を通じて小さな世界の生き物から発せられる無音のメッセージを静寂の囁きとして聞くことが出来るかも知れません。

 西澤氏の作品は手捻りで成形され、表面に土の紐を貼って細部を造形し、素焼きの後に灰釉をかけ、さらに化粧土を乗せています。1300℃ほどで約1日、灯油窯で焼成して完成する作品は小手先の技を超越したスケール感を獲得しています。土中から発掘された化石にも似た悠久の時を感じさせる大作の数々を通じて、いにしえから続く生命の連鎖に対する作者の想いを感じていただければ幸いです。

 

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