展覧会「黒壁グラスアートコレクション展」開催のお知らせ

展覧会「黒壁グラスアートコレクション展」

 

会  期  2017年1月5日(木)~3月31日(金)  10:00〜17:00(最終入館16:30)

会  場  黒壁30號館 長浜アートセンター 2階展示室

観覧料金  大人500円(20名様以上団体400円)中学生以下無料 (盆梅パスポート加盟)

展示内容  黒壁所蔵美術品 66件

  

長浜アートセンターでは《黒壁グラスアートコレクション展》と題し、ヨーロッパ各地の代表的なガラス工芸を集めた展覧会を開催いたします。

 
 2000年ほど前、古代ローマ時代の地中海東岸地域で吹きガラスの技法が考案されました。それ以後、ガラスは実用品としての普及が進み、ヨーロッパ各地で特色あるガラス器が生産されるようになりました。

 

なかでも、芸術性の高いガラスをいち早く開発したのはイタリアでした。東方世界との交易で栄えたベネツィアは、イスラム圏からガラス製法を導入。13世紀以来、沖合1.5 キロに浮かぶムラノ島に職人と工房を集め、組織的にガラスを生産しました。宙吹きガラスの名人芸による華麗な色彩と洗練されたデザインは、17世紀までヨーロッパ市場で独占的な地位を占めていました。

 

やがてボヘミア(現在のチェコ)で、それまでのソーダ灰に代えて木灰(炭酸カリウム)を用いるガラス製造に成功しました。珪石に炭酸カリウムと石灰を加えたカリ・クリスタルは、ヴェネツィアのソーダ・ガラスをしのぐ輝度と硬度をもち、細密なグラヴュール彫刻によって、18世紀中頃までヨーロッパの宮廷社会で絶大な人気を獲得しました。

 

フランスでは、豊富なガラス原料と燃料の木材に恵まれたロレーヌ地方に、1767年、時の国王ルイ15世によって「サン・ルイ王室ガラス工場」が設立され、ガラスの産地として注目されるようになりました。19世紀末には、アール・ヌーヴォーを代表するエミール・ガレやドームといったメーカーが活躍し、世界をリードする役割を担いました。

 

 本展ではイタリア、ボヘミア、フランス、オーストリーなど、各地の特色あるガラス工芸品66件を展観いたします。伝統に裏付けられた匠の技の数々をお楽しみください。

 

今回の企画展に併せて黒壁所蔵のオランダやアメリカで活躍する現代グラスアートを特別展示致します。日本の美意識を思わせる華やかな色彩表現をご堪能頂ければ幸いです。

 

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